洗練されたデザイナーズ銭湯。【文化浴泉】(目黒区/池尻大橋駅)

目黒川沿いを歩き、少し回り道をしながら住宅街へと入っていくと、和の雰囲気が漂うおしゃれな入り口が見えました。

初見では、銭湯とは気づかないようなおしゃれなデザイン。
階段を数段降りて、暖簾をくぐると風情ある板鍵の下足箱と番台が迎えてくれます。

今日は、そんなおしゃれすぎるデザイナーズ銭湯 「文化浴泉」をご紹介します。

今回はなんと・・・オープン前に潜入し、撮影をさせていただきました!!
普段なら絶対入れない女湯も、今回は特別に撮影させていただけたので、写真とともに魅力をお伝えできればと思います。

文化浴泉の皆さん。本当にありがとうございました。

文化浴泉

東急田園都市線 渋谷から1駅の「池尻大橋駅」から徒歩5分。昭和3年開業という歴史ある銭湯「文化浴泉」

2011年春に改装を行ったという「文化浴泉」は、綺麗で清潔感があるのに、どこか懐かしい雰囲気を感じました。ジャズが流れる落ち着いたロビー。
銭湯では珍しいなぜかホッとするような空間。その居心地の良い空間に、この後の予定をすべて忘れてしまいそうになります。

和モダンで統一された、洗練されたデザイン。

2011年春の改装の際、「文化浴泉」のデザインを手がけたのは、銭湯設計のスペシャリスト、今井健太郎さん。
今井さんは、銭湯が歩んできた歴史を残しつつ、現代的な要素や技術を取り入れるスタイルで、多くの銭湯のデザインをプロデュースしています。店側と話し合いを重ね、視点を合わせた後にそれぞれのコンセプトを固めていくのだそう。

「文化浴泉」に行ってみて、デザインが好みだと感じた方は、今井さんの手がけた他の銭湯にも、足を運んでみるとおもしろいと思います。

一級建築士 今井健太郎さんがプロデュースした銭湯。(一部)
光明泉 目黒区 中目黒駅 目黒区 上目黒1丁目6−1 HP
はすぬま温泉 大田区 蓮沼駅 大田区 西蒲田6丁目16−11 HP
戸越銀座温泉 品川区 戸越銀座駅 品川区 戸越2丁目1−6 HP

 

文化浴泉と言ったらこれ!「丸いペンキ絵」

女湯には、富士山が水面に映る見事な逆さ富士
透明感のある優しげな雰囲気が女性の可憐な雰囲気を感じます。

「おい、女湯なら実物見れねーじゃねーか!」と言いたさげなそこの男性陣。
安心してください、男湯からも若干見えます。覗き込まないように。

男湯には、山肌を照らし、暗褐色に色づいた立派な「赤富士」
エネルギー溢れるその様はまさしく日本男児。
仕事終わりにお湯に浸かりながら眺めていると、明日も頑張ろうという気分になります。

こちらのペンキ絵は日本に3人しかいないという「銭湯絵師」、中島盛夫さんによって描かれたもの。
丸いペンキ絵は、世界でもここ「文化浴泉」でしか見られません。

ダイエット効果もあるという美肌の湯「nano湯」

こちらのnano湯は、細かい気泡がたくさん含まれており白濁した色が特徴です。

この気泡には、ナノバブル粒子という物がたくさん含まれているとのこと。

現在、このナノバブル粒子は様々なおどろきの効能があるということで注目されています。
その効能とは、超音波効果、ダイエット効果、エステ効果などなど。

女性には特に嬉しい効能ですね。男性陣も侮ることなかれ。動脈硬化病変形成を抑制する効果もあるとのこと。

男湯でもnano湯は大人気で、入浴してみると包まれるような優しい感覚があり、癖になるお風呂でした。
温度も熱すぎないので、ゆっくり浸かっていられますね。

※毎週日曜日になるとnano湯薬湯へと変貌を遂げます。薬湯の詳細はHPにて!

髪が柔らかく、しなやかになる「軟水」のお湯

「文化浴泉」のお湯は、軟水を使っているとのこと。軟水のお風呂は、肌に優しくシャンプーの泡立ちがとても良いのが特徴です。

僕は、度重なるカラーのせいでかなり髪が傷んでおり、お風呂上がりは髪がバサバサになりがちなのですが、軟水のお湯に入ったあとは、髪がしっとりサラサラとしていて明確に違いを感じました。肌荒れが気になっている人や髪が傷んでいる人は、軟水と硬水の違いがわかりやすいのではないか思います。

まるで、薄い化粧水に身体中を包まれているような感覚になるので、是非一度お試しいただけたらと思います。

涼し気な「水風呂」と、JAZZの流れる居心地の良い「サウナ」

サウナは、定員は六名ほどであまり大きなサウナではありませんが、JAZZが流れる居心地の良い落ち着いた空間。
サウナ室の小窓から見える、カランスペースが印象的でした。この日はオープンしてすぐだったので混雑はしておらず、水風呂と交互に温冷浴を楽しむことができました。

水風呂の温度は低めの約16度。水色と青のタイルが見た目からも涼しさを感じさせてくれます。少し深めで理想的な大きさ。
サウナは別途300円の料金が必要になりますが、混雑を防げるので個人的には別料金制度は好きです。

「文化浴泉」が愛される理由。

入浴料は460円。(東京都の銭湯の入浴料金は、「物価統制令」という法令に基づき、上限が460円までと決まっています。)
仕事終わりの方には、手ぶらセットがおすすめです。サウナ好きの方は、手ぶらサウナセットがおすすめ!

少し悲しい話になってしまいますが、最近の若者の銭湯離れは深刻で、廃業してしまう銭湯も決して少なくありません。
近所の馴染みの銭湯が潰れてしまうのは本当に辛いものがあります。

そして、潰れゆく銭湯業界を生き残っていくためには、独自の付加価値を提供し、時代のニーズに合わせ進化を続ける必要があります。なかなか難しいことではありますが、ここ「文化浴泉」は、常に挑戦を続けている銭湯だと感じました。いつも老若男女幅広い層の方で銭湯が賑わっているのが何よりの証拠。

ただ改装して新しくするのではなく、時代の雰囲気を残すことで、そこに懐かしさを感じさせる「文化浴泉」
掃除も隅々まで行き届いており、居心地の良い空間を提供したいという思いを強く感じます。

写真を取らせていただいたあと、店主の米津さんとお話させていただくことができました。気さくで優しいご主人もこの銭湯の魅力の一つです。米津さんの銭湯への愛を強く感じました。

僕も今後、銭湯や温泉の魅力を同年代や、もっと若い世代の人たちに伝えていきたいと思っています。
本当にありがとうございました。

この「文化浴泉」の魅力を少しでも多くの方々にお届けできれば幸いです。25時まで営業しているそうなので、是非!
心からおすすめできる銭湯です。

 

各種情報

データ
種類 / 設備 水風呂、サウナ、nano湯、ジャグジー風呂、薬湯
特徴 丸いペンキ絵が粋な、「和」をモチーフにしたデザイナーズ銭湯です。
施設情報
施設名 文化浴泉
住所 東京都目黒区東山3丁目6−8
営業時間 15:30~深夜1:00  「日曜のみ8:00 ~ 12:00で朝風呂営業」
電話番号 03-3792-4126
 公式HP bunkayokusen.grupo.jp/

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