【白河提灯まつり】2年に1度の日本三大提灯祭りで神輿を担いできました。

僕は祭りが大好きです。

物心ついた頃から、両親に連れられ色んな地域の祭りに参加していた記憶があります。

大の大人が集まって本気で取り組むお祭りをみて育ち、血が騒ぐような感覚が綿々と組み込まれてきたのでしょうか。中学生の頃には、ママチャリをたち漕ぎで、地元の夏祭りに足を運ぶようになりました。

人々の熱気やにおいは、その場にいないと感じられないもの。お祭りの「非日常感」も含めて大好きでした。

しかし、社会人になり上京してからは、忙しさに追われ、ここ2年の間お祭りに参加する余裕はもちろん無く・・・

そんなときに届いた、中学校時代の担任からの一本の連絡。

「さがらさ~、白河の提灯まつりで神輿担ぎに来ない?」

久しぶりの恩師からの連絡が嬉しかったこともありますが、それ以上に神輿を担ぐという言葉で、祭り好きの血がたぎるのを感じました。

さっそく仕事もお休みをいただき、中学時代の友人と新幹線で地元福島の先生のもとを訪ねました。

日本三大提灯祭りの一つ「白河提灯まつり」

鹿嶋神社HPより引用

福島県、白河市で2年に一度開かれる「白河提灯まつり」(正式名称は鹿嶋神社祭礼渡御祭)

新潟県の「弥彦灯籠」、愛知県の「一色大提灯」と並び日本三大提灯まつりの一つとして数えられているこの福島県の「白河提灯まつり」は、4世紀にわたり伝えられている歴史ある伝統的なお祭りです。

神輿の町内渡御・提灯行列・屋台・山車の引き廻し等、別名「儀式まつり」といわれる程、武家社会の格式を導入した独特の祭りで、伝統文化として白河の地に受け継がれています。

YouTubeに公開された、白河提灯祭りの映像(朝日新聞社)

祭りは三日間(9/14~16)にわたり行われ、見どころは御輿の川渡り数千の提灯行列です。現在は白河市の23町が参加していて、提灯を片手に練り歩く行列は幻想的です。

中学校時代の担任の先生と再会。

僕の中学校時代の先生、通称「しゅくT」

保健体育の先生であり、中学校3年間担任として僕のクラスを受け持ってくれました。
バレー部の顧問で、クラスを明るくしてくれる生徒思いの良い先生だったと思います。

まがりなりにも学級委員長を務めていたので、先生と接する機会は多く、いつもお世話になっていました。

中学校を卒業してからも、ご飯に連れて行ってくれたり、何かと面倒を見てくれたしゅくT。出会えたことは一生の財産だと思っています。(おお、めっちゃくさいこと言った)

久しぶりのしゅくTと再開で、思い出話に花を咲かせつつ、まずは足袋などお祭りに必要なものを一式お借りし、はっぴに袖を通しました。

先達提灯を電線の間を縫って立てる、神業は圧巻。

鹿嶋神社HPより引用

それぞれの町の先頭には、高さ15メートル近くある背の高い先達提灯(せんだつちょうちん)が歩きます。

そして、高張提灯(たかはりちょうちん)・神輿・元方(もとかた)、殿の元方提灯(もとかたちょうちん)がそれに続き、それぞれの町印の入った提灯を一人一個ずつ持ち、「わっしょい。わっしょい」と声を出しながら練り歩きます。

僕が今回参加する「道場町」は、順番がかなり後ろだったため、他の町を見学しながら待機していたのですが、目の前では信じられない光景が・・・

14分10秒あたりから見ると、先達提灯が立つ瞬間が見れます。(鹿嶋神社氏子壮者会)

15メートルほどの先達提灯を寝かせた状態で歩かせ、掛け声ともに町内で電線と電線の狭い空間をすぅっと通し、2本の先達提灯を揃えて立てるという神業。この日のために何度も何度も練習を重ねるそう。

先達提灯が立つ瞬間は、思わず見入ってしまい、沿道の観客に混じり声援と拍手をあげていました。

神輿を担ぎ、いざ祭りへ参戦!!

「他の町内の提灯は、大騒ぎになるから絶対倒すな。」

神輿を担ぐ前、神輿のボスから気をつけるよう念押しで話がありました。その場に漂うピリッとした空気に、緊張感が高まります。

受け継がれてきた伝統やしきたりを大切にすることは、地元への愛のあらわれ。

はっぴの下にクッション代わりのタオルを入れ、せーので、いざ神輿を!!

sagara
あっ・・・重っ・・・これダメなやつやん・・・

悟りました、笑えん。これはあと500メートルが限界だ。

友人
なあ、さがら・・・これやばくない・・

おらぁ!!声だしてけぇ!!!ワッショイ!ワッショイ!(お祭り男の喝)

sagara
ん・・思ってたのと・・いやこれやばっ・・・ワ、ワーッショイ!!

神輿を決して落とさぬよう、死に物狂いで神輿を支えます。

右肩には神輿。例えるなら6段ピラミットの一番下。173cm/60kg には荷が重いっす。

左手には提灯。横にすると火なので燃えます。左肘は常に90度、ものの5分で生まれたての子鹿状態

そして、前後の地元のお祭り男たちの「ワッショイ」の掛け声。体格負けても声だけは負けぬと友人と全力で声を出します。

これはお祭りあるあるだと思うんですが、途中から「ワッショイ、ワッショイ」が、ゲシュタルト崩壊しはじめて、何を言っているのかわからなくなってきます。

後半、僕の口から無意識に出ていた言葉は「アッシェェ!

祭りは、お祭り魂だけあれば、国境も言葉も関係ないもんですね。

 

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2018 白河提灯祭り 登町神輿渡御 中町交差点にて縦横無尽に気迫の神輿もみ💪 #白河提灯祭り#登町神輿

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交差点に入ると、観客の目と鼻の先まで神輿を左右に揺らしたり、回転させたりします。これを「揉む」といいます。

これがいかんせんきつい。ただでさえ重いのに肩の上でジャンプしはじめますからね。

町ごとに様々な工夫を凝らし観客を湧かせます。会場は大盛り上がり。

ここまでで、神輿がただ重くて辛いものだと誤解されるような言い方をしてしまいましたが、それは違います。

確かに肩は痛くて、神輿についていくのに必死ですが、全員と力をあわせる一体感と何処からともなく湧き上がってくるアドレナリンでみんなめちゃくちゃハイになっていて、本当に楽しかったです。

再来年も絶対来よう!(肩にタオル5枚仕込もう)

一日のみの参加でくたばっていて情けないですが、再来年こそは人数を増やして、三日間フルで参加したいなと心から思いました。

みなさんに白河提灯まつりに足を運んでほしい。

白河提灯まつり、いかがでしたでしょうか。
神輿を担いで川を渡ったり、山車も迫力があって一見の価値はあると思います。

今回は神輿を担ぐ側としてお祭りに参加したため、あまり浸っている余裕はありませんでしたが、数千の提灯の明かりは幻想的ノスタルジックな雰囲気に魅了されます。

提灯の油紙を通した、優しくも温かい炎の美しさには目を奪われます、2年に1度白河提灯まつり。是非足を運んでみてくださいね。

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